銀色の月の華に太陽を
僕らはこれから毎日のように遊ぶようになった。
学校でも毎日2人で登下校をし、休み時間はお互いの教室を行き来した。
璃乃は僕より1つ年下で、兄弟が上にしかいない僕にとって妹ができたみたいでとても嬉しかった。
こんな僕にも璃乃以外の友達ができた。
それは小2の夏に大阪から転校してきた、岩瀬 唯。
その時ちょうど僕の隣の席があいていて、唯は僕の隣の席になったんだけど…
隣に座るなり僕の顔をじーっと見て、
「よろしくなっ☆みずきちゃん!!」
とか、バカなこと言うから
「…死ねよ、ゆいちゃん。」
って言ってやった。←
「え!なんなん!?お前ッ!!もしかして男なん!?ほんまかいなーっ☆キレイな顔してるさかい、女かと思ってしもたやんッ☆あ、てか俺も男やねんッ!俺も女みたいな名前やけどーっ!!」
「……うざ。」
最初はなんでこんなにベラベラ喋れるんだろうと不思議なくらい、気付けば唯はずっと喋っていた。
でも次第に唯は俺の親友になる。なくてはならない存在になっていく。