銀色の月の華に太陽を

「だから言わんこっちゃない…。もう俺知ーらないっ。」

女王様は俺のアゴを持ち上げ、

「おとなしくハンコを押せばすぐ楽にしてあげるからさぁ…さっさと押せ。」

「ででで、でも、俺らハンコなんて持ってないんやけど…」

「はぁ!?ハンコがないッッ!?本当つっかえなッッ!!!てめぇらいったい何しに来たんだよっ!!!」

……それはこっちが1番聞きたいです。

「…しょーがねえなぁ。ヨウ、インク。」

「…無理。今、手ふさがってるし…見ればわか「いいから早く!!」

「………はいはい。ヒロ、チェンジ…。」

「了解。」

しばらくすると“ヨウ”と呼ばれる人が戻ってきて、

「ほら、インク。」

「でかしたッッ!!!ゼン、ヒロ指出させて!!」

「「ラジャー!!!」」

僕と唯は腕をねじられ、指を開かされた。想像通りとても痛い。

「いだだだだだだだだ!!腕が契れてまうぅうぅぅう!!!」

「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬぅぅうぅぅう!!!」

「暴れんな!!!てめぇら男だろっ!!少し我慢しろ!!」

そういってある紙に僕達の指がつけられた。
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