銀色の月の華に太陽を

「みずきーっ、帰ろーっ☆……あれ??」

璃乃が教室に俺を迎えにきた。

「なんや、みずき!?彼女か!?めっちゃカワイイな~っ!」

「はっ!?ち、ちがうつーのっ!!」

「みずき、この人ダレ??」

「…今日大阪から転校してきた、いわせ ゆい。」

「おーきにカワイ子ちゃんっ☆今日からみずきの親友になりましたーっ。」

「いや、なってねーし。」

「………。」

璃乃は唯と僕を見てボー然としていた。
そして、しばらくして笑い出した。

「あはは★おもしろい人だね。あたし、よこやま りの!!よろしくゆいくん。」

「りのちゃんか~っ!あ、ゆいでええよっ!」

唯と楽しそうに話している璃乃を見て、少しイラだったのを今でも覚えている。

「そうだ!!これからあたしの家でみずきと遊ぶんだけどゆいもどう??」

「ほんまかっ!?そんじゃ遠慮なく!!」

「いいよね?みずき??」

そう尋ねられた時一瞬迷ったけど、璃乃の頼みは断れなかった。

「別に…いいけど。」

「「やったーっ☆」」

そして3人で璃乃の家に向かった。

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