銀色の月の華に太陽を
「ここ!!」
「うわ~っ。めっちゃ豪邸やんっ!!」
「あはは★おじいちゃんが会社の社長だったらしくてね。あ、おばあちゃん今日お友達の誕生日パーティーなんだって。だからゆっくりにしてって!」
興奮気味の唯は家の中に入ったら興奮は更にエスカレート。
「きゃーーーお城みたーーいっ!!」
「てめぇはおかまかッッ!?」
「大袈裟なんだよゆいは…。」
すると唯は壁にたてかけてあったギターを見つけた。
「おっ!りの!お前ギター弾くんか??」
「……うぅん。お父さんが弾いてたの。」
「さよか…。」
そう言うと唯はギターを手に取り、弾き始めた。
それは今までに聞いたことのないくらい快調なリズムで、僕はそのメロディにいっきに引き込まれた。