銀色の月の華に太陽を

「す…すっごーい!!ゆい、ギター弾けるんだっ!!」

「ちょこっとな。兄ちゃんがバンドやっててな、教えてもらってん。」

急に唯がキラキラして見えた。たぶん璃乃もそう思っていたと思う。

「…りの。お前、うた歌うの好きか??」

「え??うん、好きだよ?」

「ほな、俺がお前の後ろでギター弾いてやる。俺がお前を日本1のボーカリストにさせたる。」

唯はいきなり笑顔でこう言った。

そんな余裕の唯に、ギターなんて触ったこともないのに俺は負けじとこう言った。

「ちょっと待てよ!!俺もりのの後ろでギター弾くッッ!!!」

「なんやねん!みずきもギター弾けるん??でも、ギターは2人もいらんやろ。頭悪いンちゃう??」

「てめぇに言われたかねぇ!!!」

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