俺の恋愛【BL】
フッと眼が覚めた俺の横では、知らない男が眠っていた。
しかも全裸で。そしてそれは俺も同様。
そして一番ありえない事…
言いたくない、言いたくはないけれど…その痛みが現実だと知らせる。
そう、俺の肛門がヒリヒリと…いや、今だに異物感が残っている。
どうしてこんな事になってしまったんだ?
俺にはそんな趣味はないはずだ。
「んっ…」
隣で眠っていた男がうっすらと眼を開けた。
俺は逃げ出したい気分でいっぱいだが、尻と腰が痛くて立ち上がれそうにない。
「おはよう」
フワッと笑ったその男の顔はまさに妖絶という言葉がピッタリだった。