音のない世界 ~もう戻らないこの瞬間~
診察室を出て、一応看護師さんに入院の説明を受けた。
それにしても……
「ヒマだー」
「しょうがないでしょ?
ベットの空きが見つからないんだから」
ママ、今は4月半ばだよ?
こんな時期に入院患者が沢山いるとか、信じられない。
あたしは早くベットで寝たいよ。
「早くしなきゃ、仕事行く時間になるな……」
「えっ?
パパって今日、仕事なの」
朝からずーっとあたしに着いてきて、あたしはてっきり休みかと思った。
でも、仕事なのに……
どうしてあたしに着いてくるの?
仕事はいいの。
「もう11時過ぎたな……」
「仕事間に合いそう?」
「ギリギリ」
ギリギリなんだ。
なんか、悪い事したな。
パパはあたしが入院するって言うからわざわざ休んでくれたんだ。
本当は忙しいんだよね?
「木下さん、ベットの空きが見つかったのでお部屋に案内します」
よかったー。
このままベットの空きが無かったら本当にパパの仕事に間に合わないかと思った。
看護師さんがこの時は本当に『白衣の天使』に見えた。
それにしても……
「ヒマだー」
「しょうがないでしょ?
ベットの空きが見つからないんだから」
ママ、今は4月半ばだよ?
こんな時期に入院患者が沢山いるとか、信じられない。
あたしは早くベットで寝たいよ。
「早くしなきゃ、仕事行く時間になるな……」
「えっ?
パパって今日、仕事なの」
朝からずーっとあたしに着いてきて、あたしはてっきり休みかと思った。
でも、仕事なのに……
どうしてあたしに着いてくるの?
仕事はいいの。
「もう11時過ぎたな……」
「仕事間に合いそう?」
「ギリギリ」
ギリギリなんだ。
なんか、悪い事したな。
パパはあたしが入院するって言うからわざわざ休んでくれたんだ。
本当は忙しいんだよね?
「木下さん、ベットの空きが見つかったのでお部屋に案内します」
よかったー。
このままベットの空きが無かったら本当にパパの仕事に間に合わないかと思った。
看護師さんがこの時は本当に『白衣の天使』に見えた。