音のない世界 ~もう戻らないこの瞬間~
Act.6
通院日
それは全てを終わらせるチャイムが教室に響き渡った。
――― キーンコーンカーンコーン。
「終わったー」
これで、全科目終わったー。
やっと自由だ!
テストがやっと、終わり今日は午前中で終わり。
テスト勉強は…… そりゃもう苦労続き。
入院していた間の内容はノートを写しただけでは全く分からず。
優ちゃんに厳しく教わり、リカちゃん優しく教わり手取り足取り教えてもらった。
休みの日はいっくんの家に勝手に押し掛け、教えて貰って。
やっと、今日!
テストが終わったのだ。
「まおー、この後ヒマ?
リカと一緒にお昼食べに行こうと思うんだけど…… 行かない?」
「ごめん、午後から耳鼻科行かなきゃいけないから今日はパス。
また誘ってね」
「そっか、じゃあ気をつけて!
聴力が下がっていたとしても落ち込まないようにね」
「それは、無いからっ」
「バイバイ、まおちゃん」
――― キーンコーンカーンコーン。
「終わったー」
これで、全科目終わったー。
やっと自由だ!
テストがやっと、終わり今日は午前中で終わり。
テスト勉強は…… そりゃもう苦労続き。
入院していた間の内容はノートを写しただけでは全く分からず。
優ちゃんに厳しく教わり、リカちゃん優しく教わり手取り足取り教えてもらった。
休みの日はいっくんの家に勝手に押し掛け、教えて貰って。
やっと、今日!
テストが終わったのだ。
「まおー、この後ヒマ?
リカと一緒にお昼食べに行こうと思うんだけど…… 行かない?」
「ごめん、午後から耳鼻科行かなきゃいけないから今日はパス。
また誘ってね」
「そっか、じゃあ気をつけて!
聴力が下がっていたとしても落ち込まないようにね」
「それは、無いからっ」
「バイバイ、まおちゃん」