音のない世界 ~もう戻らないこの瞬間~
それは突然……
空は黒く厚い雲で覆われ、昼間なのに外が薄暗く感じるのは、この季節だから?
それとも、これのせい?
「雨スゴいな」
「そうだね……」
「まおちゃんは雨嫌いそうだね」
「うん、嫌い。
陽太くんは雨スキ?」
バチバチと地面を叩き付けるような雨がここ何日もずっと続いている。
「俺は好きでも嫌いでも無いな。
部活に関係無いし」
「そっか」
あたしの退院明けに席替えをした。
耳の聞こえないあたしはもちろん一番前。
隣は誰だろう……知っている人がいな。
なんて期待していた。
『よろしくね、まおちゃん』
そうしたら、陽太くんだった。
それから数ヶ月経って、夏を迎えるための大切な時期。
嫌だな、この天気。
昨日も雨 今日も雨。
雨、雨、雨!!
たまにはお日様に会いたい……
雨続きだから洗濯物がいっぱい溜まっているんだから。
それとも、これのせい?
「雨スゴいな」
「そうだね……」
「まおちゃんは雨嫌いそうだね」
「うん、嫌い。
陽太くんは雨スキ?」
バチバチと地面を叩き付けるような雨がここ何日もずっと続いている。
「俺は好きでも嫌いでも無いな。
部活に関係無いし」
「そっか」
あたしの退院明けに席替えをした。
耳の聞こえないあたしはもちろん一番前。
隣は誰だろう……知っている人がいな。
なんて期待していた。
『よろしくね、まおちゃん』
そうしたら、陽太くんだった。
それから数ヶ月経って、夏を迎えるための大切な時期。
嫌だな、この天気。
昨日も雨 今日も雨。
雨、雨、雨!!
たまにはお日様に会いたい……
雨続きだから洗濯物がいっぱい溜まっているんだから。