音のない世界 ~もう戻らないこの瞬間~
出口の無い迷路
あー、ダメだー。
リカちゃんに将来何になりたいのか聞くのはいいけど。
あたしは何になりたいんだろう。
あれから数日。
陽太くんに言われたように考えてみたけど、全然思い付かない。
こんな状態で、志望調査書の提出に間に合うのかな?
「はぁー」
あたしは机に突っ伏した。
もう何人かの人は提出したみたいなんだよね。
陽太くんも提出したし、優ちゃんやリカちゃんも。
いっくんは…… 知らない。
そう言えば…… いっくんが将来何になりたいのかも知らないや。
ま、興味ないから関係無いや。
いっくんならなんでも完璧にこなしそうだから、何やっても似合いそう。
「はぁー」
ガヤガヤ騒がしい教室内をグルリと見回した。
優ちゃんは陽太くんに連れられてどこかに消えちゃって、いっくんは友達と楽しそうにお喋りしている。
「……… !!」
リカちゃんに将来何になりたいのか聞くのはいいけど。
あたしは何になりたいんだろう。
あれから数日。
陽太くんに言われたように考えてみたけど、全然思い付かない。
こんな状態で、志望調査書の提出に間に合うのかな?
「はぁー」
あたしは机に突っ伏した。
もう何人かの人は提出したみたいなんだよね。
陽太くんも提出したし、優ちゃんやリカちゃんも。
いっくんは…… 知らない。
そう言えば…… いっくんが将来何になりたいのかも知らないや。
ま、興味ないから関係無いや。
いっくんならなんでも完璧にこなしそうだから、何やっても似合いそう。
「はぁー」
ガヤガヤ騒がしい教室内をグルリと見回した。
優ちゃんは陽太くんに連れられてどこかに消えちゃって、いっくんは友達と楽しそうにお喋りしている。
「……… !!」