音のない世界 ~もう戻らないこの瞬間~
明日にはいつもの二人に戻っていますように……
「つーか。
まおは“進路志望調査”を出したのか?」
「………」
あっちゃー。
やっちゃったよ、あたし。
のんきに人の事を考えている時間があるなら、自分の進路を考えなきゃ。
実は……
いまだに真っ白なあたしの進路志望調査。
残り、数日となった提出期限……
「その様子じゃまだ書いてねーんだな」
「…… その通りです」
だって、だって!
まだ決められないんだもん。
いっくんは『適当でいい』って言ってくれたけど。
やっぱり、なんだかしっくり来なくて。
「えーっと、まおちゃんは“養護教諭”になるか“耳の勉強するか”で悩んでいるんだよね?」
陽太くんにも同じ事、話したよね。
「そっ、こいつはずっと考えているわけ。
いい加減に決めないと提出期限が過ぎるぞ」
「つーか。
まおは“進路志望調査”を出したのか?」
「………」
あっちゃー。
やっちゃったよ、あたし。
のんきに人の事を考えている時間があるなら、自分の進路を考えなきゃ。
実は……
いまだに真っ白なあたしの進路志望調査。
残り、数日となった提出期限……
「その様子じゃまだ書いてねーんだな」
「…… その通りです」
だって、だって!
まだ決められないんだもん。
いっくんは『適当でいい』って言ってくれたけど。
やっぱり、なんだかしっくり来なくて。
「えーっと、まおちゃんは“養護教諭”になるか“耳の勉強するか”で悩んでいるんだよね?」
陽太くんにも同じ事、話したよね。
「そっ、こいつはずっと考えているわけ。
いい加減に決めないと提出期限が過ぎるぞ」