音のない世界 ~もう戻らないこの瞬間~
月明かりに照らされて…
あれから……
「ご飯だよー」
ママの呼び声によって、始まったクリスマスパーティー。
パーティーと言っても、簡単な料理とケーキを食べただけ。
いっくんがあたしと理央ちゃんにクリスマスプレゼントを用意してくれていたから、あたしたちはそれをもらった。
もちろん、お金の無いあたしは何も準備していなくて…… 理央ちゃんも一緒。
ダメな姉妹だ……
「おばさん、おじさん。
今日もありがとうございました」
「イヤイヤ、気にすること無いから。
冬休み中でもいつでも遊びにおいで」
「ありがとうございます」
いっくんって礼儀正しいんだよね。
あたしもいっくんの家に遊びに行った時、気をつけているつもりだけど。
いっくんのようには出来ていないよ。
「ごちそうさまでした」
「また来てね」
パパとママに見送られて出ていくいっくんをあたしは外まで付いていってみた。
「ご飯だよー」
ママの呼び声によって、始まったクリスマスパーティー。
パーティーと言っても、簡単な料理とケーキを食べただけ。
いっくんがあたしと理央ちゃんにクリスマスプレゼントを用意してくれていたから、あたしたちはそれをもらった。
もちろん、お金の無いあたしは何も準備していなくて…… 理央ちゃんも一緒。
ダメな姉妹だ……
「おばさん、おじさん。
今日もありがとうございました」
「イヤイヤ、気にすること無いから。
冬休み中でもいつでも遊びにおいで」
「ありがとうございます」
いっくんって礼儀正しいんだよね。
あたしもいっくんの家に遊びに行った時、気をつけているつもりだけど。
いっくんのようには出来ていないよ。
「ごちそうさまでした」
「また来てね」
パパとママに見送られて出ていくいっくんをあたしは外まで付いていってみた。