addiction-00
ネガティブだったのに、今では腹黒くなって彗と同じくらいかな。
まぁ、ネガティブよりはマシか。
これは、桜のおかげ。
1年位前にやって来て、皆大分変わった。
それに、僕の親友も。
「鳳明ー」
バタンとドアが開いて入って来た者。
翡翠色の瞳をした男。
「ノックぐらいしたら?」
日向が冷たい視線をおくった。
「ワルイ、ワルイ。それより、鳳明!」
「何?」
「せっかくの休みなんだし、どっか行こうぜ」
「良いよ」
そんなに目をキラキラさせながら言われたら断れないよ。
学園の頂点に立ってるのに、こういう所は子供っぽい。
小学校から変わんないな…