addiction-00
「行くぞ」
僕の手をつかんで部屋から連れ出した。
握られたその手が暖かかった。
そして、心地よかった。
連れ出されて、待っていたのは3人の者達。
桜と彗と小鳥。
「遅いですよ」
「時間がなくなるじゃん!」
「鳳明を責めなくても…」
でも、何か変な3人。
桜を彗が後ろから抱きしめて、彗を小鳥が後ろから抱きしめたいた。
…何、コレ。
「何やってんだ!特に、彗!!」
「寒いから」
いや、寒くてもそれはないでしょ。
しかも、小鳥まで。