addiction-00
毎日、その舟の元へ行きました
気付かれるかも知れないのに、そんな事を気にせず
ある時、舟が嵐に巻き込まれるのを発見しました
顔をあげると、あの青年が海に落ちそうになっているではないですか
慌てて駆けつけるが、青年は海に落下
姫は青年を助けようと泳ぎます
そして、青年を助け陸へ
息はしています
姫は無事に青年を助ける事が出来たのでした
間近で見る青年の顔は整っていてとても美しかった
姫は少し青年の顔を見つめてから、海に帰りました
海に潜ろうとしたら、青年が目を覚ましました
「俺は海に落ちて…君は誰?」
慌てて潜ろうとしますが、既に遅く後姿を見られてしまいました
「……」
「もしかして、君が俺を助けてくれたの?」
姫は小さく首を縦に振りました
青年は立ち上がりこう言います