Dozen
Dozen
アナログの時計を眺めていた

12にとまっていた短針が動いた

そしたらまた0に戻った

12で終わった

いつも12で終わる

1年も12だし

干支も

もちろん星座も

みんな指12本分の腸をもって


女管は12も重ね着なんかして


イエスの後には12の使徒がいて

誰かは12色の音で奏でて

リモコンも確か12個ボタンあったっけ


12に纏わることはたくさんある
そんなことは十二分にわかってる

でも僕には関係ない

デジタルの時計を眺めていた

点滅する数字に

突然変わる数字に

少し嫌気がさした
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ホチキス
ピエロ/著

総文字数/125

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る
エラー
ピエロ/著

総文字数/158

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る
%
ピエロ/著

総文字数/197

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop