妄想科学研究所【短編】

設計

まずは設計図を引こうとしてハタとドクターの手が止まった。

「なあヒロシ君、ローラーダッシュって靴の様に履く物?それとも靴に取り付ける物?」

「そりゃあ……」

言いかけてヒロシも言葉に詰まる。
アニメではロボットの足の裏に直接埋め込まれている。
ロボットは靴を履かないからだ。

「とりあえず『靴の様に履く物』の方向で行きましょう。
不具合があったら『取り付ける物』にシフトするって事で」

「ふむ、そうするか…シークレットシューズみたくなりそうだな」

「見た目を洗練させるのは完成させてからでいいですよ」

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