妄想科学研究所【短編】
「も~華さん僕はマグロじゃないんですよ?もうちょっと人間らしく扱って下さい」
「あら、今回は急いでたから丁寧なのよ?いつもは足首持って引きずってるんだから」
ヒロシの抗議に対してまさかの反論を返す華。しかも感謝しろと言わんばかりの口調である。
もはや議論はムダだと観念し、ため息を落としながら台車から降りる。
「で、どこへ急いでるんですか?自分で歩きますよ」
「会議室。あの人はもう運んであるから先に行ってて。私はこの台車をかたずけてから行く」
「あら、今回は急いでたから丁寧なのよ?いつもは足首持って引きずってるんだから」
ヒロシの抗議に対してまさかの反論を返す華。しかも感謝しろと言わんばかりの口調である。
もはや議論はムダだと観念し、ため息を落としながら台車から降りる。
「で、どこへ急いでるんですか?自分で歩きますよ」
「会議室。あの人はもう運んであるから先に行ってて。私はこの台車をかたずけてから行く」