妄想科学研究所【短編】
パンパンパンパン!

「はーい、先生にちゅーもーく」

「おっ、何かいいアイデアでも浮かんだか?」

「違います」

「とりあえず切り上げてご飯ですよね」

「それも違います」

華はバッサリと二人のセリフを切り捨てて言い放った。

「このままでは結論は永久に出ません。
なぜならば目的がないからです!」

ドクターとヒロシは例によって顔を見合わせて目線で会話した。

(またなんか妙な事を言い出すぞ)

(そうっスね。どうします?)

(ここはしばらく様子を見よう)

(ラジャりました)
< 79 / 85 >

この作品をシェア

pagetop