2ヵ月…期間の恋。

そもそも…先生と出会う事になったのには、訳があった。



あれは今年の…‥2学期
初の期末テストが返却された日の夜だった。





「香……‥このテストの点数は…なんなのッ?! 」



ビクッ!!!!!……‥



ば、バレちゃった…ヤバい。



今日はオトンも何故か…
帰りが早く、おつまみ片手に一杯やっていた。



ウチの親はそんなに普段…成績に対してはそんなにうるさくないが.....



今年は、高校受験を控えているのに…勉強の勉の字も勉強していないなんてと、さすがに怒られた。





「パパッ!! 塾よ…塾ッ!! 塾に行かせましょう。」



「そうだな…仕方無いか.....」



「嫌ッ!! 塾だけは…絶対に嫌だよ」



塾……‥あんな個室に
固まってビクビクしながら勉強なんて…とてもじゃないし



あたしは、集団行動が…大ッ嫌い



学校だって…苦痛で仕方無い。





「何を…言ってるのッ!! 家庭教師なんて、ウチには雇うお金無いんだからね。早速…‥明日から行きなさい」



「…………‥。」



反論なんて…‥出来なかった。



それに…塾に行きたくても行けない人もいるのにって考えたら



嫌でも行った方がいいって…気がしたんだ。



そう……‥この翌日



あたしと先生は…出会った。

 

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