lovingly
「お待たせ。帰ろっか。」
私達は近くの公園でジュースを買って
喋っていた。
「今日はお疲れさま。」
「ありがとー。」
「すごかったね。高橋くん、ホームラン打ちまくってた!!」
「またまただよ。」
「陽樹とは大違い(笑)」
「幼なじみだっけ?」
「うん。家が隣同士なの。」
「そーなんだ。あっ。あーこちゃんって、
彼氏いるの?」
「えっ。いないよ。」
「んじゃ、
俺あーこちゃんの彼氏立候補しよかなぁ。」
「えっ?」
「おれ、あーこちゃんのこと好きなんだ。」
あやが言ってたこと本当だったんだ。
「ほんとに?」
「ほんとだよ。好きなんだ。俺と付き合って。」
高橋くんは私後ろから抱きついてきた。
「俺、本気だよ。陽樹なんかやめとけよ。」
「なんで知ってるの?」
「見てたらわかる。俺、1年の時から
あーこちゃんのこと好きだったんだ。
アイツ、彼女いんじゃん。」
「でも・・・」