花火
花火が打ち上がる河川広場は人で溢れ返っていた。


あたしと蒼井は土手の隙間を見つけて腰を掛けた。


「蒼井、あたしさ…」


ドーンと花火が打ち上げられる。



「あいつら…前から付き合ってるよ」



……。



うん。
そうだね。


蒼井は知ってたんだね。


花火は次々に打ち上げられていく。



キレイ…。
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