花火
花火が連続的に打ち上がって大きな音が響き渡る。


蒼井は笑顔で花火を見ていた。


ああ何度目?


こんなに蒼井の横顔見ることもうないんじゃない。


ふと森町の顔が浮かんだ。



今頃、佐渡さんとこの花火見てるんだね。


あたしと蒼井のように‥。


あたしはいったい誰を好きなんだろう。


目の前に居るのは蒼井なのに。
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