永遠の初恋
「翔っ!!」





放送室にはまだ翔がいた。






「美波ー…。」







ギュッ



あたしは翔を強く抱きしめた。





「バカ。」




涙が溢れてくるー…。

悲しい涙と


嬉しい涙。





「もしかしたら3年後には戻ってこれるかもしれない。待っててくれる?」






「待ってる。10年でも100年でも待ってる。」



ずっと待ってる。




初めて恋したんだもん。

初めてこんな気持ちになったんだもん。




死ぬまで待ってるよ。




「ありがとう。」
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