Dear...

第1章 私side

今日もいつもと変わらぬ日だった。

あの日から日課となった空を眺めることすら、退屈に感じる。

友達に合わして背伸びする会話も、つまらないことで無理して笑うことも、窮屈で仕方がない。

父は毎日、仕事で遅い。最近は父の新聞記者という仕事を恨むようになった。

嫌なんだ。一人きりは。

一人だといろんなことを考える。

あの日のことも…。



もう三ヶ月がたったのに。


自分が忘れられた、あの日のことは今でも鮮明に覚えている。
< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop