リーフのつばさにラヴレター
と、聞いてきたので少し戸惑ったが先生のことは当然伏せてから言った。





「笑ったらかわいいなって思ってさっ」





と、言った瞬間その女子がみるみるうちに顔を真っ赤にしてうつ向いてしまった。
俺は変なこと言ったかなぁと思いながら一応謝った。




「……ごめん」




「っちがっ! ちがうの! 嬉しかったの!」





彼女は勢いよく、自分で言ったその言葉にまた赤くなってしまった。

俺は不思議になり、そんなに恥ずかしがるようなことこの子は言ったっけ?と思いながら、ふと名前がわからないことを思い出した。



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