リーフのつばさにラヴレター

突然な平日

一昨日のことはすっかり忘れて(いや忘れたふりかな)、朝俺らのクラスにまたあの女子グループが来ていた。



たまに俺は早めに学校に行くことがあって、あの裏庭でボケーッとしていることがある。


もちろん、先生に朝から会えるんじゃないかと期待も入りつつ。だからなんだかんだで、予鈴がなるくらいに教室に入ることになる。


だいたいそういう日は橋田に、





「おう、はよ! 爽、今日遅いなぁ」





と、言われる。






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