リーフのつばさにラヴレター
「こんなもの欲しいならいくらでもあげるよ。 私はいらないから。 なんなら坊主にでもなろうか?」




と、冷たい目をしながらあの微笑みでバサバサとその生徒の前に切ったその髪を床に落とすが、


はっと気づいて慌てて拾ってゴミ箱に捨てた。




「人は簡単に傷つく。だから簡単に言葉を発しないことだね」




と、短くなったあの髪で、真っ直ぐそして強く言った。





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