リーフのつばさにラヴレター
普通の家らしきところを借りているのか、ホンワカしているギャラリーに着いた。


白いドアを開けると、家とは少し違い、玄関には低いカウンターがあり、そこには腰の曲がった可愛らしいおばあちゃんが受付でニコニコしている。






「こんにちは」




先生は一言だけで、二人分のチケット代をおばあちゃんに渡して中に入る。



なんだか、なれている感じだった。





後ろから、




「今日は二人なんだね〜」



と、おばあちゃんが独り言のように言った。




< 142 / 293 >

この作品をシェア

pagetop