リーフのつばさにラヴレター
それから、先生とは歯がゆさ満天な感じを出しつつ(俺だけだろうけど)、これから気まずくなりたくないが為になるべく裏庭に通っていた。




そして、橋田とストラップのことがあってから俺はやたらと橋田に呼び止められる。


あの昼休みさえも。






「くらもっちゃん、どこいくの?」




「昼飯と昼寝しにだよ」




「ここで食べようよ」




「……昼寝もするんだって」




「じゃメシだけでもさっ」






……断れない。



はっきり、約束があるからなんて言えないし、まして、約束なんてちゃんとしてないし……と、考えてるうちにぞろぞろと隣のクラスの女子が入って囲い始める。


もっと出ずらくなり、結局、教室で食べ始める。





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