リーフのつばさにラヴレター
少し迷ったあげく、




「あのさー、今度でいいから話しがあるんだけど、いいか?」





と、俺も小声で言った。





「今じゃなくて?」



「今じゃなくて」





「……あぁ、いいよ」






短く答え二人で小さく笑った。







なんだか少しだけ軽くなった気がしながら、橋田達が、きゃあきゃあ話している輪の中に戻り、弁当をまた食べはじめた。





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