リーフのつばさにラヴレター
悪い気はしなかった。
あいつらと一緒にいてあまり女の子に褒められたためしがない。

だいたい『つまんな〜い』みたいなことを言われる。

そういう女の子にモテようともしてない俺も俺だけど……。




それにしてもかなり緊張がとけたのか、彼女はよくしゃべった。こっちとしては、楽なのでいいのだが、本当に俺は好かれてるんだろうかと、ふと思った。





「あのさ……これ着替えてもいいかな?」





「あぁ、うん。 ご自由に!」





「ありがとう! じゃあ、ちょっと待ってて」







と、河野は店員に着て行くことを告げたのか、フィッティングルームに入っていった。




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