リーフのつばさにラヴレター
「大丈夫かぁ? まじで」





新は立ち上がりながら言った。






「あぁ……ちょっとヤバいかも」






と、俺は額に手のひらを当てながら言った。



多分、新に言ったことで安心したんだろうと思う。
程なくして、目と鼻がポワーンとしてきた。






「ぉ……れぇ、このまま……保健室行くわ……」






「わかった」






と、言えわれた言葉が薄れていったのがわかった。







その後、『倉本くんっ!』と、心地よい声が俺を呼んだような気がした。








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