リーフのつばさにラヴレター
今日は常夏なのかっ!と、いうくらい俺は背中にびっちょりと汗をかいていた。

そして、やっぱり自分で外から見えるくらい心臓がバクバク、痛いくらい鳴っていた。




こんな時にだけど、幸せだった。





ギュッと握られる手から何かを守ってくれるようで大切にされているかのようだった。




遠退いていく足音を聞くのに、俺は、先生の顔を見ないように左耳をドア側につけるように頭を向けた。




長い時間、そうしていたんじゃないかと思った。




遠くの方からカキ-ンッと、大きく振られたのであろうバットからボールが外野の方までのびるバッティングは、野球部が守備の練習をしているのが聞こえるくらい静かに二人でいた。




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