リーフのつばさにラヴレター
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只今、俺は居場所がない。




自分のクラスにも居づらく、やっとの思いで体育館の二階席、ベンチを確保できた。

時々カップルが先客していたがお構いなしだった。



なんせ自分のクラスにはどう接していいかわからない河野がいつ来るかわかないし、俺から遠退いている先生とは今さら気軽に会えない。




気持ち静まる場所がなく、ウロウロと歩き鉢合わせしないよう、ビクビクしながら体育館までいつの間にかたどり着いていた。







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