リーフのつばさにラヴレター
二年生の何人かは、チラチラこちらを見ながら小さな声で話している。


と、一人が、





「先輩と話してみたかったです! バスケ出来るなんて光栄です」




「……ぶっ! 大袈裟だなぁ、こちらこそヨロシク」




と、他の男女にも、どうもと頭を下げると、ふざけて俺より低く頭を下げようと土下座をして、笑いを取っていた。




チラリと先生をみると、笑っていた。



久しぶりみるその笑顔に俺はまたキュンと、ときめいてしまっていた。







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