ﾘｰﾌのつばさにﾗｳﾞﾚﾀｰ

揺ったりめのｼｬﾂがなびいてそれに続くよう綺麗な、あの髪もついていく。

ﾄｰﾝﾄｰﾝとｽﾃｯﾌﾟを踏んでいるかのように走って行く姿にまた魅入（みい）られてしまっていた。




そうとはお構いなしに先生はﾎﾞｰﾙを受け取り、ｺﾞｰﾙに向かう。

それをさせないとばかりに一人の男子生徒が前に覆いかぶさるようﾃﾞｨﾌｪﾝｽをしたが、すかさず先生はﾌﾘｰｽﾛｰの辺りでﾋﾟﾎﾞｯﾄでかわし、そのまま左手から右手にﾎﾞｰﾙを持ちかえ、ｷﾚｲなﾌｫｰﾑのﾚｲｱｯﾌﾟｼｭｰﾄをした。




みんながため息をし、惚れ惚れするような眼をする。