リーフのつばさにラヴレター
「先生! 体育の先生でもよかったんじゃないの?! ずるくない? そんなに上手いなんてぇ!」




「私、しぶったけど出来ないとは言ってないよ」




「いやがってたからてっきり球技とか苦手なのかと思ってたぁ!」






先生は意地悪そうな顔をしながら、





「へへへ」




「へへへじゃねぇすよ! こんなことなら、同じチームになればよかったぁ」






みんな楽しそうだった。


もちろん、久しぶりに俺もら素直に笑った気がした。





先生のそばに居られたら、こんな幸せなんだろうか。こんな激しい胸の鼓動が見えかくれするんだろうか。




と、目をつぶると河野との出来事がズキンッと浮かび上がった。





< 246 / 293 >

この作品をシェア

pagetop