リーフのつばさにラヴレター
「あのさ、なんでわかった?」
「……の間、体育館でバスケやってたでしょ? あれをたまたま見たの。 それでわかった」
そう答えた河野は、鼻声だった。
ぼそっと何かを言ったと思ったら、ばっと俺から離れ、くるっと向こうをむいた。
右手を顔の辺りに持っていくところをみてからまた、ばっと勢いよくこちらをむいた。
「せいぜい頑張って」
と、意地悪そうに且つ、切なく笑ってくれた。
「……の間、体育館でバスケやってたでしょ? あれをたまたま見たの。 それでわかった」
そう答えた河野は、鼻声だった。
ぼそっと何かを言ったと思ったら、ばっと俺から離れ、くるっと向こうをむいた。
右手を顔の辺りに持っていくところをみてからまた、ばっと勢いよくこちらをむいた。
「せいぜい頑張って」
と、意地悪そうに且つ、切なく笑ってくれた。