リーフのつばさにラヴレター
ってことはだ。

先生の耳にも入ってるんだろうか?

最近、たまに見せるよそよそしさはそれは気にしてたからかっ?

かと言って今から否定しに行っても変だし、言わないだけに肯定してるようにみえるし、でもまず俺がダメダメだから言えるはずがない……。





はぁ、と段々と授業も少なくなった学校をウロウロとこのことをどうしようかと考えていたら、いつの間にか裏庭に着いていた。

流石に授業がある時間には先生はいなく、校庭で他の学年が体育をやっているのが聴こえる。




寒い。



いつも先生が座っている場所に腰を下ろし、すっかり葉が落ち冬の仕度をしている木々の動きを見つめた。


カメラを始めたせいか、向けたくなったが手の中や、首に重みもないので手カメラを作り、現像した写真より、やや小さい枠の中におさめていった。



冬のせいで青空が遠く見えズーム出来ない手を目一杯のばし、向こうからくる飛行機をなんとか枠の中に入れようとしていたら、頭の上の方から何か言われたような気がした。






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