リーフのつばさにラヴレター
何かないかと探した時、ふいに触れた左胸辺りをまた触り、カサッと音がなる。



ブレザーの内ポケット。

俺は手紙をもう一度また書いていた。





実はゲタ箱に忍ばせた手紙には名前を書いておらず、誰だかわからない為、もう一度書いたのだ。



渡した手紙の時は勇気がないというか、ただ書けなかった。

手紙を書くこと自体おかしな話だけど……書いている時もよく、先生とのことを思い出していた。




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