リーフのつばさにラヴレター
そんなことは知らない今日の先生は、


深めの若草色の柔らかそうなシフォンフリルが付いたワンピースに黒いヴィヴィアンウエストウッドのワンポイントが入っているタイツを履いていた。


頭には少し小さめのワンピースと同じ色のヘッドドレスが左上についていた。
少しまた伸びた髪に似合っている。




俺たち三年生の門出を祝う日に、とても合っていた。


先生そのものの色でもあった。




だから余計に手紙を渡せないこと、諦められないことが苛立つ。






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