リーフのつばさにラヴレター


「爽! 撮れよ! 教室行こうぜ!!」




「あぁ!」





これで最後かと思うとただ上り下りしていた階段やふざけて走り去った廊下も寂しく切なく感じた。




これから自由という壁を何度も繰り返しはい上がる。
温室でぬくぬくと温められ好き勝手にやってきたのとは、訳が違うだろう。


不安もある。

自分の意思で行動したらそれだけのことが帰ってくるだろう。


良くも悪くも……


かと、思いつつも大学生というまた新な自由を前にするとかなり楽しみでもあった。





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