リーフのつばさにラヴレター
ぱっと、起きたらもう十時半……いや十一時前で三時間くらい爆睡してたのかぁと、思いながら枕の横に何かあることに気付いた。


それに目をやるとパックの珈琲が置かれてあった。



すぐに先生だと思い、すっきりした頭から体を起こして、カーテンをシャッと開けた。



そのお先生が訳を言ってくれてたようで、保健医の佐々木先生はあれこれ聞かなかった上に、一回様子を見に来てくれてたことを聞いた。



佐々木先生の机の上に同じ珈琲が置かれていたことに気付くと、佐々木が何かを言った様な気がしたが、耳に入らず俺は急いでお礼だけ言ってから保健室を出て行った。






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