リーフのつばさにラヴレター
先生との時間はあっという間で、後夜祭に出ない生徒がまばらに帰るところをまたカメラにおさめながら、




「ありがとう。 もう大丈夫だから。 友達のところに行っていいよ」




残念なことが顔からかオーラでも出ていたのか、先生は察して、




「今度お礼するから」




と、言いながら集まり始めた先生達を撮っていた。




俺はもう何も言えず、軽く一礼して先生から離れた。







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