リーフのつばさにラヴレター
俺は気がきじゃなかった。ましてや、あんなことをする先生だから(食堂事件の件だ)相手にするわけないと思うけど、もしかしたらと妄想だけがどんどん俺の中で広がっていった。




気がついたら、先生の姿はなく、後夜祭は盛り上がりをみせていた。





俺はなんとなく気になってトイレに行くついでに教室を軽く覗いてみようと思っていた。





ガラツとあまり考えず、外の盛り上がりが遠巻きに聞こえる教室を見渡そうとしたら、なんと先生がブレザーとスカートを脱いだ姿だった。




と、その瞬間、廊下の向こうからパタパタと足音が聞こえてきた。


俺は慌てて中に入り先生の腕を掴んで教卓のしたに潜った。


またガラッと教室のドアが開き、




「アレ〜?そのちゃんいないや〜。 どこで着替えてるんだろうね?!着替える前にもう一回写真とらせてもらいたいのに!」




と、一人の女子生徒がもう一人の女子生徒に話している。




俺はなぜ隠れたのも、なぜ先生が俺の腕の中にいるのかもわからなくなっていた。





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