リーフのつばさにラヴレター
朝、俺は文化祭とはうってかわって半分憂鬱になりながらも、重い足を学校に向けて歩いていた。



後ろからタッタッタッと走ってこっちに寄ってくるやつがいる。



多分……




「っよ!はよっ!」




朝からうるさい。




「イイ天気だな! 体育祭日和だ!」




テンション高いなぁ。




「テンション低いなぁ」




俺と逆、言ってる。




「頑張ろうぜ! 何か賞品でるらしいぜ! 食べもんかなぁ」



「えっ? マジ! それは少しテンション上がるわ!」


「なんだよー、その少しって」



「うっせーなぁ」



「……んーなんかあんな…」



っぎく。



「なんもねーよ。 単にめんどくせぇだけだよ」




「……ふーん」









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