リーフのつばさにラヴレター
「じゃあ、そろそろいきますか!」



と、ゆっくりと腰をあげてからまた背伸びをする。俺が出てから先生も一応美術室に鍵をかけてから来た。


いつもと違う昼飯はいつもと違う昼休みの終わり方で嬉しかった。


いつもならあの裏庭で次の授業の為に別々なところ、今日は向かうところが同じだった為に着くまでずっと一緒だった。


でもこれじゃまずいとすぐ俺は立ち直って



「俺、トイレに寄ってから行きます。 先に行って下さい」



コクンと頷き、片手をあげバイバイと振る。またかわいい……


今日は少年のような格好なのになぜかカワイイ。

そんな先生が、あんなかっこよくなろうとは……





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