パニック症候群
「てめえ、まず知らない
奴には一応敬語だろーが。
しかも俺の事を年上だと
思ってたんなら尚更だ。
そんで俺わオレンジじゃねえ!!
俺には魁人ってゆー
立派な名前があんだよ!!
てめえわ親にどうゆー
教育されてんだあぁぁあ!!」
俺の熱血の叫びは廊下にまで
響きわたった。
やっべえ、俺やっちまった。
これでバイトクビ決定だよ…
「いや、これは…その…」
くすくすくす…
「え?」
「あはははははっ」
見ると隣で杏里が
腹を抱えて笑っていた。