゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.
「……。」
涙が出そうで、でも出させないように必死で我慢した。
「どうしたの?由岐ちゃん」
「あっ何でもないですっ!!」
玄関のドアに寄りかかって突っ立っていたあたしに不審に思った美里さんが話し掛けてきた。
慌てて階段を駆け上って部屋に入った。
「………、…。」
唇が大きく震えてきた。
泣きたくないのに…。
泣きそうだよ…。
あたしはもの凄い酷い女で、
あたしの中には罪悪感しかない。
本当に―――…。
幸輔と、
お父さんとお母さんとお兄ちゃんへの…
罪悪感しかない。
それからあたしは、3年前の事故を思い出して泣いていた。